« 朗読イベント | トップページ | 私のツボ番外編「井上靖さんのこと」 »

2008年5月26日 (月)

冬になる前の雨

『冬になる前の雨』が、光文社電子書店で配信開始になりました。
 ホラー短編集です。異形コレクションなどのアンソロジーに載せたものと、同人誌時代に書いたショートショートの改稿版を中心に16編を収録。ホラーと言っても、そんな怖くない──と思います。基本、ぶたぶたですから(?)。
 個人的に、とっても気に入っている短編集です。私の本にしては、珍しくまともなタイトルだし。
 これを機に、作品一つ一つに解説でも書こうか、とも思ったのですが、みんなだいぶ昔に書いたものなので、その時どう考えて書いたかなんて、もう忘れてしまっているよ──orz 20年前のものとかもあるからねえ。
 一番のお気に入りは『誕生』というのだけは憶えています。表題作『冬になる前の雨』は書き下ろし。あ、この段階ではもう書き下ろしではないですね。

|

« 朗読イベント | トップページ | 私のツボ番外編「井上靖さんのこと」 »

コメント

初めまして、こんにちは。
紫蘭と申します。

「冬になる前の雨」電子書籍化なんですね。
文庫版持っているのは貴重なんでしょうか?大切にしなきゃいけないですね。

矢崎先生はそんなに怖くないと仰っていますが、結構怖かったですよ。
「ぶたぶた」から入った(その前に某パソコン雑誌で連載してたコラムが矢崎先生を知ったきっかけなんですが)私としては、ちょっとオドロキでした。

「あの子のプレゼント」とか「毒」とか「誕生」など。
特に「毒」を読んでから、エレベーターに乗るのを避けるようになりました。
古めの建物のエレベーターに乗って”ガクン”と大きな振動がすると、背中と手の平に嫌な汗かきます。

個人的には「冷蔵庫の中で」とか「白い光の道」が好きです。
「白い光の道」は主人公がどうなったのかが、私の中で未だに謎です。
亡くなられてしまったのか、別の世界に行っただけなのか・・・。
あれこれ考えるのもまた楽しいです。

ただ怖いだけじゃなく、じわじわくる怖さの本でした。

新刊の発売も楽しみにしています。
またこのシリーズの続編が出ると知った時は、小躍りしましたよ。
ぶたぶたも好きですが、香絵ちゃんも好きなんです。

投稿: 紫蘭 | 2008年5月28日 (水) 22時38分

 こんにちは、紫蘭さん。ずっと読んでいただいているのですね。ありがとうございます。
『冬になる前の雨』の文庫には井上雅彦さん渾身の解説がありますから──貴重だと思います。(電子書籍では作品のみの配信でしょうから)
「怖い」と言っていただいて、とてもうれしいです。自分の感じる恐怖と他の方の恐怖にはギャップがあるんじゃないか、といつも思いながら書いているので。
 あと『白い光の道』! ホラーとしてどうかな、と自分で思うのですが、実はこれもまたお気に入りの作品なんです。同人誌に載せたものは加筆訂正をしているのですが、この作品だけはほとんど手を加えていません。ほぼ昔のままです。そういう点でも大好きな作品です。
 香絵のことも気に入っていただいて、ありがとうございます。新刊の表紙、とってもかわいいのです。楽しみにしていてください。

投稿: 矢崎存美 | 2008年5月28日 (水) 23時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 冬になる前の雨:

« 朗読イベント | トップページ | 私のツボ番外編「井上靖さんのこと」 »