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2008年1月17日 (木)

私のツボ1『逃げるアヒル』

 最近、昔──20年くらい前に読んだ本を再読していたりします。
「好きだったなあ」と思うものを掘り出して読んでいるのです。引っ越しを機に出てきた古い本──たとえば、コバルト文庫の海外ロマンチックSF傑作選『たんぽぽ娘』とか。表題作は言わずもがなですが、『翼のジェニー』も好きだわ〜。今風に言えば、萌え〜ですよ(使い慣れていない……orz)。あ、それと『たんぽぽ娘』は、昔読んだ時は若いジュリーに感情移入したものですが、この歳になると内容を知っていることもあって、妻のアンの気持ちをつい考えてしまいます。切ないのう……。
 で、先日まで読んでいたのが、ポーラ・ゴズリングの『逃げるアヒル』(早川文庫)です。

逃げるアヒル
 これはポケミスで持っていたけど、どこかに行ってしまったので、買いました。二作目の『ゼロの罠』はとってあるから、続けて読みたいなあ、と思って。
 うーん、これは──当時もかなり気に入ったものですが、今読んでもツボにはまりまくる。けど、この「ツボにはまる」というのは、「面白いからおすすめ」というのとは違うよね……。
 いや、『逃げるアヒル』は面白いですよ。人にももちろんすすめられる。けど、何が私のツボか、というのを説明しても、そこを他の人が面白がるかはわからないよね、ということで……。

 まあ、ぶっちゃけ主人公クレアの護衛をするマイク・マルチェック警部補というのが、好きなんです。20年たっても、やっぱり萌えますよ。
 昔は、彼にジャン=ルイ・トランティニヤン(フランスの俳優。『男と女』の主演)とかあてはめて読んでいたなあ、なんて思い出した。ヨーロッパ風の名字じゃないですか。けど今回読んでみたら、「祖父がロシア移民」という文章を発見。その瞬間、顔がプーチンになっちゃって困ったよー。しかも、だんだんと行動と言動が『24』のジャック・バウアーみたいになってくるから、キーファー・サザーランドの顔と小山力也の声が頭をぐるぐる……。
 けど、マイクはジャックみたいなひどい男(ごめん)ではないです(ひいき)。
 ポーラ・ゴズリングが描く男の人は、私のツボにはまりやすいようです。

 しかし、この日記を書いていて思い出したけど、割と最近でもこんなふうにツボにはまったのってあったなあ。本と映画と二つほど、とりあえず。本は、横山秀夫さんの『影踏み』(詳伝社文庫)。

影踏み
 しょぼくれた主人公の、幼なじみに対するヘタレ具合がたまりません。作品として一番面白いのは『クライマーズ・ハイ』だと思うけど、無人島に持っていくならこっちだ。
 映画はマット・デイモン主演の『ボーン・アイデンティティー』。

ボーン・アイデンティティー
 まるで昔の少女マンガを見ているような錯覚を起こしました(ほら、見てるところがちょっとおかしい)。けど、夫も好きなんですよ(彼の方向性はまっすぐです)。シリーズ3作品まとめてDVD出たら、絶対買うね。

 でも、この間はたと気づいたんだよね。20年前ならみんな主人公たちが年上だったのに、今はみんな年下になっちゃったって……orz

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コメント

タンポポ娘・・・・・。
先日、高校生の息子&娘ズ(双子)が
クラナドというアニメを見て
ぼろ泣きしてました。
そのアニメの台詞に
「おとといはウサギ、昨日は鹿~」
というセリフがありびっくり。
主人公らしき男の子の手には
すり切れかろうじて読める文字で
「タンポポ娘」
いかにもの「萌え」アニメなのに。
こんど録画をちゃんと見てみようと想います。

投稿: イヌヤマ | 2008年1月22日 (火) 12時08分

 こんにちは、イヌヤマさん。
 おお、そのセリフはまさしく──!
「クラナド」は残念ながら知らなかったのですが、恋愛アドベンチャーゲームが原作なのですね。アニメかゲームか、とにかく作った人もきっと好きだったんでしょうね……。

投稿: 矢崎存美 | 2008年1月23日 (水) 08時48分

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